慢性的な肺の病気や心臓の病気などで呼吸機能が低下しているご利用者さんに対しては、口腔ケアの際に一層の注意が必要です。

呼吸機能が低下している方は、飲み込みの筋力が衰えていることが多く、そのために誤嚥のリスクも高くなるからです。

そんなときは・・・

土持つちもち賢一けんいち
歯科医師
口腔ケアチャンネルです。今回は「呼吸機能が低下している方の口腔ケアでの注意点」というテーマでお話しましょう。

慢性的な肺の病気や心臓の病気などで呼吸機能が低下しているご利用者さんに対しては、口腔ケアの際に一層の注意が必要です。

呼吸機能が低下している方は、飲み込みの筋力が衰えていることが多く、そのために誤嚥のリスクも高くなるからです。

呼吸機能の低下は血液中の酸素量から判断することができます。唇や爪の色が紫になっているようなときには、口腔ケアはお休みにしましょう。

もしパルスオキシメーターがあるようなら、その数値で判断します。数値が95%以下の場合は口腔ケアを控えるのがいいでしょう。

体調がよいときでも、呼吸機能が低下している方の口腔ケアは、体に負担をかけないよう、手早く時間をかけずに行うのが基本ですよ。

それでは、また。