唾液は話すこと、食べることなど、さまざまな口の機能に関して重要な役割を担っています。

咀嚼した食べ物を嚥下するためにのどへとスムーズに運ぶ役割が、よく知られていると思います。

実は、あることにも大切な役割を担っているんです。

酒井さかい未菜みな
歯科衛生士
口腔ケアチャンネル、ワンポイントレッスンです。今回は「唾液が減少すると味がわからなくなる?」というテーマでお話します。

唾液は話すこと、食べることなど、さまざまな口の機能に関して重要な役割を担っています。

食べることに関しては、咀嚼した食べ物を嚥下するためにのどへとスムーズに運ぶ役割が、よく知られていると思います。

でも実は味覚に関しても唾液は大切な役割を担っているんです。

食べ物の味は、舌の味蕾という部分で感じ取ります。しかし、食べ物の味物質は、そのままではなかなか味蕾にまでたどり着けません。

食べ物の味物質が、唾液に溶け込むことで、味蕾にまで運ばれて、私たちは味を感じることができるんです。

食べ物の味がわからなくなったという場合は、味覚障害を連想すると思いますが、ドライマウスの可能性を疑ってみてもいいかもしれません。