思春期のオーラルケア

歯が乳歯から永久歯に生え替わって間もない時期は、永久歯がもっともむし歯になりやすい時期でもあります。

思春期のオーラルケアで真っ先に重視しなくてはいけないのが、むし歯予防なんです。

この年代になると、親による仕上げみがきや歯磨きチェックなどもなくなり、自分だけで歯磨きをすませることが多くなります。このときに正しい歯磨きができていないとむし歯になる確率が高くなるんです。

親御さんは定期的に歯磨きの様子などを確認したり、口腔ケアの大切さを伝えてあげたりするといいですよ。

そして、思春期の後半になるとむし歯の危険性が少なくなる一方で歯ぐきに異変が起こりやすくなります。これは、思春期のホルモンバランスの変化によるもので、一般的な歯肉炎と区別して思春期性歯肉炎と言われています。

思春期特有の精神的ストレスなども影響しているので、歯ぐきのケアに加えて、精神面でのフォローも歯肉炎改善には効果があると思いますよ。