歯みがきなどへ配合されているものとして、よく聞く言葉がフッ素です。 耳馴染みのある言葉なのですが、その働きについてはよく知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。 今回はフッ素についてご紹介します。 土持つちもち賢一けんいち 歯科医師 口腔ケアチャンネルです。今回は「知ってるようで知らない?フッ素の働き」というテーマでお話しましょう。 歯みがきなどへ配合されているものとして、よく聞く言葉がフッ素です。 耳馴染みのある言葉なのですが、その働きについてはよく知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回はフッ素について簡単に説明しましょう。 口のなかは食事をするたびに酸性になって、歯のエナメル質を溶かします。これを脱灰といいます。 その後、唾液によって口のなかの酸性が中和されて、カリウムやリン酸といった成分がエナメル質に戻ってきます。これを再石灰化といいます。 再石灰化よりも脱灰が優性になってしまうと、歯はむし歯になってしまいます。そこで、歯の再石灰化を促進してくれるのが、フッ素なのです。 歯の再石灰化の促進が、むし歯予防に大きな効果を発揮すると研究などで発表さているんです。 フッ素を上手に使ってむし歯予防に役立てましょう。 それでは、また。 前の動画 食事のときは骨盤を前に! 次の動画 あくび訓練で舌の引き込みを鍛える!