口腔ケアチャンネルです。今回は「胃瘻と口機能の廃用症候群の関係」というテーマでお話しましょう。
胃瘻の人は口から食事をしないために唾液の分泌が少なくなり、口腔内の衛生状態が悪くなります。
また、食事のときの咀嚼には口腔内の汚れを取る作用もあるのですが、胃瘻の人は咀嚼することがないため、口のなかに汚れが残り、粘膜に張り付いてしまっています。
特に口蓋部と舌の上に汚れがたまりやすくなってしまいます。/p>
さらに、嚥下の回数も非常に少なくなるため、咽頭部にも汚れが溜まりやすくなるんです。
こうして咀嚼も嚥下も行わなくなるために、口の機能の廃用症候群は進んでしまうんです。
口腔内の衛生状態を改善して、口腔機能の廃用症候群を予防するために、毎日の口腔ケアはとても重要な役割を果たすんです。