口腔ケアチャンネルです。今回は「うつぶせ寝呼吸で嚥下トレーニング!」というテーマでお話しましょう。
寝たきりの方にも誤嚥予防に効果があると数年前から注目されているのが、うつぶせ療法です。
長時間仰向けで寝ていることで、強張った筋肉を、逆の姿勢をとることでほぐし、さらにのどや気管が広がることで誤嚥のリスクが減少するというものです。
うつぶせの姿勢は、寝たきりの人以外でも嚥下機能のよいトレーニングになります。今回はその方法を紹介しましょう。
まずは、うつぶせの姿勢になります。胸の下にまくらやクッションを置いて上体を軽く反るようにします。
この姿勢で腹式呼吸を行います。うつぶせになることで、胸とお腹の動きを意識しやすくなります。
また、うつぶせになっていることで、のどや気管が広がるため、普段よりも呼吸がスムーズにできます。
このトレーニングで、しっかりと大きく呼吸する感覚を覚えておきましょう。スムーズな呼吸はスムーズな嚥下につながるんですよ。