摂食嚥下の訓練には、食べ物を用いない間接訓練と食べ物を用いた直接訓練があります。

実際に食べる動作を行う直接訓練は、その効果も大きなものが期待できますが、一方で誤嚥のリスクも常に伴います。

直接訓練を行う際には、この判断基準をクリアしている必要があります。

土持つちもち賢一けんいち
歯科医師
口腔ケアチャンネルです。今回は「直接訓練開始、6つの判断基準」というテーマでお話しましょう。

摂食嚥下の訓練には、食べ物を用いない間接訓練と食べ物を用いた直接訓練があります。

実際に食べる動作を行う直接訓練は、その効果も大きなものが期待できますが、一方で誤嚥のリスクも常に伴います。

直接訓練を行う際には、次のような判断基準をクリアしている必要があります。

①意識レベルが清明か覚醒している
②バイタルサインや全身状態が安定している
③食べたいという意志がある
④自発的な嚥下がある
⑤十分な咳ができる
⑥著しい舌運動、喉頭運動の低下がない

直接訓練に関しては歯科の関わり方は、ケースバイケースですが、覚えておくといいですよ。

それでは、また。