施設など、複数のご利用者さんの口腔ケアを行うときに気をつけていただきたいのが清潔域と不潔域を意識することです。

清潔域とは文字通り清潔な範囲のことですが、具体的には口腔ケアを行う前の、清潔なケア用具を置いてある範囲です。

一方、不潔域は・・・

土持賢一
土持つちもち賢一けんいち
歯科医師
口腔ケアチャンネルです。今回は「意識してますか?清潔域と不潔域」というテーマでお話しましょう。

施設など、複数のご利用者さんの口腔ケアを行うときに気をつけていただきたいのが清潔域と不潔域を意識することです。

清潔域とは文字通り清潔な範囲のことですが、具体的には口腔ケアを行う前の、清潔なケア用具を置いてある範囲です。

一方、不潔域は清潔ではない範囲のことで、具体的には口腔ケアに使用したケア用具やそれらが触れたり置かれたりしている範囲です。

ケアを始めるまでは、ケア用品は清潔域ですが、ケアを始めてしまうと、ほとんどのケア用具が不潔域になります。

このときに、準備し忘れていた用具を取りに、ほかのご利用者さんのケア用品などがまとまっているところに行って、ケアを行っていたグローブで触れたりすると、その場所も不潔域になってしまいます。

誤解していただきたくないのですが、ケアを受ける方が不潔だということではないのです。

清潔域、不潔域という考え方が、ウイルスや細菌による感染症を予防するために必要な線引きである、ということです。覚えておいてくださいね。

それでは、また。