口腔ケア介助を行うときに、多くの方が悩まされていることの1つに「開口してくれない」というものがあります。 しかし、開口してくれないといっても、さまざまな原因と理由があります。 今回は、主なものをご紹介します。 土持つちもち賢一けんいち 歯科医師 口腔ケアチャンネルです。今回は「開口困難の理由と見分け方のポイント!」というテーマでお話しましょう。 口腔ケア介助を行うときに、多くの方が悩まされていることの1つに「開口してくれない」というものがあります。 しかし、開口してくれないといっても、さまざまな原因と理由があります。主なものを説明しましょう。 脳血管疾患などの後遺症によって、自力での開口ができないものを「機能的原因」といいます。 顎関節などに問題があって開口できないものを「器質的原因」といいます。 そして、歯みがきが嫌いなどで開口してくれないものを「心理的原因」といいます。 それぞれを判断するのは難しいこともありますが、日常生活のなかでアクビをしていることがあるなら、少なくとも器質的原因ではないと判断できます。 観察してみてください。 それでは、また。 前の動画 唇の筋力が衰えるとむせやすくなる? 次の動画 こんなにある!口内炎の誘発因子