「No」を上手に伝える方法

口腔ケアを行っているときなど、ご利用者さんが不意に行動を起こして、とっさにそれを制止しなくてはいけなくなる場面があると思います。

例えばスポンジブラシでケアをしているときです。汚れを洗う水の入ったコップを、とっさに持ち上げて飲もうとすることがあるかもしれません。

そんなときは、ついつい「あ、ダメダメ」などと言ってしまうかもしれません。

でも、このような相手の行動を抑制したり制限したりする言葉は相手を傷つけてしまうことがあるんです。

ですから、そんなときも「ちょっと待ってください。もっとキレイなお水を持ってきますから、その水は飲まないでくださいね」というように伝えましょう。

とっさに「ダメダメ」と出てしまった場合でも、そのあとに「おいしいお水を持ってきますから、そっちを飲みましょう」というように、優しい言葉を添えてあげましょう。