初期の認知症の人の歯みがきでは鏡を使って

歯みがきのときは、鏡でどこを磨いているかを確認しながらみがくのが理想です。

でも、仮に鏡がない場合でも、健常な人なら歯みがきをする分には苦労しないと思います。

ところが、初期の認知症の人のなかには、鏡なしではうまくみがけないということがあるんです。

認知症になると、見えない口のなかをイメージしながら、順番に歯をみがいていくのが難しくなるからです。

今、どの部分の歯をみがいていて、どこまでみがき終えたのか、というのがわからなくなってしまうんですね。

ですから、初期の認知症の人の場合は、鏡の前でみがいている部分を確認しながら歯みがきしてもらうのがいいですね。