口腔ケアチャンネルです。今回は「鼻呼吸でこれだけ変わる!口内環境」というテーマでお話しましょう。
さまざまな不調に悩まされていた人が、口呼吸から鼻呼吸にしたら、びっくりするほど快調になったという話、よく聞きますよね。
実は口内環境も鼻呼吸によって、いろいろ改善するんです。口呼吸では、唾液が分泌されにくく、口のなかが乾燥しがちになります。そのために、さまざまな問題が生じます。
例えば、唾液による洗浄効果がなくなるため、歯茎が炎症を起こしたり、歯の着色汚れがひどくなったりします。
でも、鼻呼吸をすることで、唾液が分泌されるようになって、歯茎や歯の問題が解消するんです。
鼻呼吸で回復するのは、唾液による洗浄効果だけではありません。唾液の再石灰化作用も回復するため、食べ物などで酸性になっていた口内環境が中和され、むし歯にもなりにくくなるんです。
さらに、口呼吸による口内乾燥が原因で起こっていた口臭も、鼻呼吸にすることで解消します。
そして、うれしいことに、鼻呼吸をすることで口元が引き締まるため、口輪筋が鍛えられて、ほうれい線などもうすくなるんですよ。