口腔ケアチャンネルです。今回は「睡眠時無呼吸症候群にマウスピース?」というテーマでお話しましょう。
1回の睡眠中に10秒以上の無呼吸が30回以上、または1時間に5回以上あることを睡眠時無呼吸症候群と言います。
睡眠中のことなので、本人にはわからないことですが、思い当たる部分があったり、家族から指摘されたりした場合は、専門医を受診することをお勧めします。
そして、専門医の診療を受けたときにマウスピースの使用を勧められる場合があると思います。実は睡眠時無呼吸症候群の一部のケースではマウスピースがとても役に立つことがあるんです。
睡眠時無呼吸症候群の人に使うマウスピースは歯ぎしりや食いしばりを防止するナイトガードとは別のタイプです。
![スクリーンショット 2016-05-30 9.12.41](http://www.houmonshika.org/app/wp-content/uploads/2016/05/4f165a075b8b300deac550ed2281ac25-450x253.png)
この場合は、下顎が上あごよりも前になるように固定するためのものなんです。
眠っている時に、顎が下に下がって気道が狭くなるために、無呼吸になってしまう人がいます。
![スクリーンショット 2016-05-30 9.14.47](http://www.houmonshika.org/app/wp-content/uploads/2016/05/534ed716bcbda9fdc289ef32f6336090-450x253.png)
そんな人は、このマウスピースを使うことで下あごが下がらないようになって、睡眠中もしっかりと呼吸できるようになるんです。
![スクリーンショット 2016-05-30 9.15.09](http://www.houmonshika.org/app/wp-content/uploads/2016/05/376a5117940d4eadf671b97df7752ef8-450x253.png)
ただし、睡眠時無呼吸症候群の人誰にでも効果があるわけではありません。まずは専門医の診察を受けて、その指示に従ってくださいね。