今回は「介助みがきの視野確保はミラーではなく、指で!」というテーマでお話しします。
歯みがきのときは、どこの歯をみがいているのか、しっかり確認しながらみがくと磨き残しもなく、キレイにみがけます。
洗面台の鏡でもいいですが、このようなプレップミラーを使うとよりピンポイントで確認できます。では、介助みがきのときはどうするのでしょうか?
歯医者さんに行くと、このようなデンタルミラーで口のなかを確認していますよね。さらにミラーを口角に当てて、このように視野確保のための役割もこなします。
でも、介助みがきでは金属製の冷たいデンタルミラーは必要ありません。介助者の指で十分です。こうして、指をご利用者さんのほほの内側に当てて、視野を確保しましょう。
デンタルミラーで口角を広げられると、ご利用者さんが痛い思いをするときもありますが、指でほほの内側を押されるぶんには、ご利用者さんも全然痛くありません。これで十分に視野を確保できますよ。