口腔ケアチャンネル、ワンポイントレッスンです。
今回は「寝たきりの人への声かけの姿勢」というテーマでお話しします。
どのような人に対しても、口腔ケアの第一歩は声かけから始まります。いきなり「口腔ケアを始めますよ」というような形ではなく、「⭕️⭕️さん、今日は晴れてますねー」と、雑談から始められるとよりよいです。
寝たきりの人に対しても、声かけは当然大切ですが、このときに気をつけたいのが声かけのときの姿勢です。
介助者が普通に立ったままで声かけをすると、ご利用者さんは上から見下されて声をかけられている、と感じてしまいます。
寝たきりの人への声かけのときは、腰をかがめるなどして、必ず目線を合わせてから話しかけましょう。
そして、雑談をしながら、ご利用者さんの頭を介助者側に向けてもらいましょう。ご利用者さんが自分でやるのが難しい場合は、介助者が向けてあげてください。
こうすることで、介助者に対して意識が向き、うつらうつらしていたときでもしっかりと覚醒してくれますよ。