入れ歯の汚れをとって、清潔に保ってくれる入れ歯洗浄剤。

いろいろな種類があるようですが、その違いは・・・

今回は、入れ歯洗浄剤の特徴についてご紹介します。

酒井さかい未菜みな
歯科衛生士
口腔ケアチャンネル、今回は口腔ケアクイズです!問題はこのあと!

口腔ケアクイズ、問題です。入れ歯洗浄剤はどれも同じ。マルかバツか?

入れ歯の汚れをとって、清潔に保ってくれる入れ歯洗浄剤。いろいろな種類があるようですが、結局はどれも同じなのでしょうか?

じゃあ、解説しましょう。

答えはバツ!です。

入れ歯洗浄剤の代表的な3つの種類について、それぞれの特徴を説明しましょう。

まずは発泡タイプです。泡と過酸化水素で汚れを落とす洗浄剤です。汚れや着色落としが得意で、逆に微生物を取り除くのが少し苦手です。入れ歯のクラスプが変色する場合がありますから、注意が必要です。

2つめが酵素系です。酵素の力でタンパク質を分解するので、微生物を取り除くのが得意です。脱臭効果もあります。ただし、ヤニや茶渋などの着色汚れを落とす効果はありません。

3つめが次亜塩素酸系です。殺菌力が強く漂白作用も優れていますが、長時間つけておくと変色することがあります。また、入れ歯の素材であるレジンにダメージを与えることがありますから、注意が必要です。

皆さんは正解しましたか?

それでは、また。