噛み合わせと味覚、それぞれに関係はなさそうですが、実はおいしさを感じるには噛むことが重要なのです。

私たちが「おいしい」と感じるときは、次のような流れになっているのです。

土持賢一
土持つちもち賢一けんいち
歯科医師
口腔ケアチャンネルです。今回は「かみ合わせと味覚の関係は?」というテーマでお話しましょう。

噛み合わせと味覚、それぞれに関係はなさそうですが、実はおいしさを感じるには噛むことが重要なのです。

味覚生理学と脳科学を研究されている畿央大学健康科学部教授の山本隆先生も指摘されていますが、私たちが「おいしい」と感じるときは、次のような流れになっているのです。

食べ物を口に入れる。舌や口にある「味蕾」という器官が味の刺激に反応する。脳に味の情報が伝わる。おいしいと感じる。

この一連の流れは、噛むという行為によってより活発になります。

だから、噛む回数の少ない人、噛み合わせが悪くしっかりと噛めない人は、せっかくのおいしいものを食べても、そのおいしさを十分に味わえていないことになるのです。

口腔ケアや定期検診などで正しい噛み合わせを維持することは、歯周病などの予防に役立つだけでなく、おいしく食事を食べられるようになることにもつながるのですね。

それでは、また。