口腔ケアの際には、実際にケアをはじめる前にいくつか観察するポイントがあります。

その1つが口臭の有無です。

口腔ケアが不十分な状態が長期間続いたご利用者さんなどは、強い口臭のあることが少なくありません。

口臭が強い方の口腔内には、タンが付着しているケースがあります。

このような場合のケア方法は、こちらより

酒井さかい未菜みな
歯科衛生士
口腔ケアチャンネル、ワンポイントレッスンです。今回は「タンによる口臭が強い場合のケア方法」というテーマでお話します。

口腔ケアの際には、実際にケアをはじめる前にいくつか観察するポイントがあります。その1つが口臭の有無です。

口腔ケアが不十分な状態が長期間続いたご利用者さんなどは、強い口臭のあることが少なくありません。

口臭が強い方の口腔内には、タンが付着しているケースがあります。

湿って粘性の強いタンが付着している場合は、スポンジブラシや口腔ケアウェットティッシュで除去しましょう。

スポンジブラシを使うときは、クルクルと回してタンを巻き取るようにするのがコツです。

乾燥したタンがこびりついているときには、それをつまんで無理に剥がそうとしてはいけません。

粘膜を傷つけてしまう危険があるので、保湿剤などで十分にふやかしてから取り除くようにします。

保湿剤を塗布するときに、タンの上から粘膜をやさしくマッサージするように刺激すると、
唾液の分泌も促されてタンが浮き上がりやすくなりますよ。

それでは、また。