舌の表面にコケのように付着するのが舌苔です。

薄っすらと付いている分には問題ありませんが、厚くなってしまうと口臭の原因になったりと、口腔内の衛生上問題があります。

舌苔はどのようにしてできるのでしょうか?

土持つちもち賢一けんいち
歯科医師
口腔ケアチャンネルです。今回は「舌苔ができる3つの理由」というテーマでお話しましょう。

舌の表面にコケのように付着するのが舌苔です。

薄っすらと付いている分には問題ありませんが、厚くなってしまうと口臭の原因になったりと、口腔内の衛生上問題があるんです。

舌苔はどのようにしてできるのでしょうか?舌苔の原因は大きくわけて3つあります。

もっとも大きな割合を占めるのが口のなかの汚れです。食べかすや細菌、剥がれ落ちた口腔内粘膜などによって舌苔ができます。

2つ目が、口の機能の低下です。舌の動きが低下し、唾液が分泌されなくなると、普段であれば自浄作用で取り除かれていた汚れが舌に残りやすくなり、舌苔になってしまう、というものです。

3つ目は、内臓の機能の低下です。胃腸の機能や代謝、免疫力が低下してしまうと、舌苔ができやすくなるのです。

こうした舌苔を予防するには、舌クリーナーでの清掃、舌の筋肉のトレーニング、唾液腺マッサージ、十分な休息といったものが効果的ですよ。