口腔ケアチャンネルです。今回は「うなずき嚥下では自力でうなずこう!」というテーマでお話しましょう。
嚥下するときに、のどの喉頭蓋谷という部分に食べ物が残りやすい人に、効果的なのがうなずき嚥下です。
うなずき嚥下はごくんと飲み込む前に頭を軽くうしろに倒して、うなずくタイミングでごくんと飲み込む嚥下法です。
頭をうしろに倒す動きで、喉頭蓋谷に溜まっていた食べ物が流れていき、咽頭残留を予防できるんです。
このうなずき嚥下のポイントは、ご利用者さんに自分でうなずく動きをしてもらう、というものです。
首の筋力の衰えなどで、うなずくときに頭が倒れすぎてしまうケースもあるでしょう。
そんなときに備えて、介助者が手をそばに添えておくことは結構ですが、介助者が主導して頭を動かさないようにしてください。
自分でうなずく動きをすることで、嚥下のタイミングもしっかりととることができるんです。