初期の認知症の人の口腔ケアでは最初に側頭筋マッサージを！

口腔ケアチャンネルです。今回は「初期の認知症の人の口腔ケアでは最初に側頭筋マッサージを！」というテーマでお話しましょう。

認知症の人の口腔ケアでは、さまざまな配慮が必要です。また、一口に認知症といっても、その進行度合いや現れる症状によって、その対応も大きく変化します。

今回は、初期の認知症の人の口腔ケアで役立つテクニックを説明しましょう。

初期の認知症の人は、なかなか物を思い出せなかったり、今後に対する不安などによって、いろいろなことを必死に考えているものです。

なんとかしようと、常に頭を使っている状態なんです。

だから、そのような人には口腔ケアを始める前に、側頭筋をマッサージしてあげてください。頭を使いすぎて疲れているときには、この側頭筋マッサージがよく効くんです。

こめかみのあたりに指を当てて、奥歯を噛んだときに動く筋肉が側頭筋ですよ。

側頭筋のマッサージで気持ちがよくなると、それまで拒否があったような人でも、気分よく口腔ケアを受けてくれるはずです。試してみてください。