認知症に加えて口元もすっかり強ばってしまっている人の場合、意思疎通が難しいため、開口術にもちょっとしたテクニックが必要です。
①声かえ
こちらの呼びかけになかなか反応してくれない場合でも、最初の声かけを怠ってはいけません。
「口腔ケアを始めますね」というように話しかけます。
②ポジショニング
ご利用者さんの右横に立って、左腕を頭の後ろから回して、頭部を支えるような体勢を取ります。
③唇のマッサージ
右手でご利用者さんの唇にそっと触れて、唇のマッサージを行いましょう。
人差し指を唇に当てて、クルクルと回しながら唇全体をマッサージします。
口元の緊張が徐々にとけてきたら、人差し指をやさしく、口のなかに入れましょう。
唇が開いたら、歯ブラシで素早くブラッシングします。
詳しくは、動画をご覧ください。