認知症の種類によってケアでの配慮点は異なる？

はい。答えはマル！です。

認知症にはさまざまな種類がありますが、代表的なアルツハイマー型と脳血管型を例にとって説明しましょう。

アルツハイマー型の場合、被害妄想、盗難妄想、介助拒否といった症状が現れることがあります。これは、ご利用者さんに悪気があるのではなく、病気によって現れる症状なんです。

だから、こうした症状に対する備えをしっかりしておく必要があります。ケアのときは１対１ではなく、なるべく複数で介助してあげるのがいいですね。ケアのときは、ご利用者さんの安全は当然のことですが、自分の身を守ることも意識しておく必要があります。

脳血管性認知症の人の場合は、ボーっとしている時間帯としっかりしていて通常の行動ができる時間帯があるので、口腔ケアを行うタイミングもそれに合わせるといいですよ。