口腔ケアチャンネルです。今回は「口呼吸、6つのリスク」というテーマでお話しましょう。
口呼吸がドライマウスの原因になるということはよく知られていると思います。でも、口呼吸が引き起こす問題はそれだけではないんです。
口呼吸によって引き起こされる代表的な口の問題を7つ紹介しましょう。
1、歯の着色汚れがひどくなる。
唾液によって常に潤っていることで、歯の汚れは取れやすくなっているのですが、乾燥してしまうと、歯についた汚れはなかなか取れなくなってしまいます。
2、前歯がむし歯になりやすくなる。3、歯周病のリスクが高くなる。
前歯や歯ぐきが乾燥してしまい、唾液の洗浄作用が働くなってしまうため、むし歯菌や歯周病菌が繁殖したすくなります。
4、口臭が強くなる。
2,3と同じく口が乾燥することで、むし歯菌や歯周病菌だけでなく、さまざまな雑菌が繁殖して口臭を引き起こします。
5、風邪などの病気になりやすい。
鼻呼吸にくらべて、乾いた口のなかを通って直接気管に空気が入っていくため、ウイルスや細菌が体内に侵入しやすくなってしまいます。
6、睡眠時無呼吸症候群になりやすい。
口呼吸の人の舌は、正常な位置よりも後ろにあることが多いため、寝ているときに舌が気道をふさいでしまうことがあるのです。
このように、さまざまなリスクを伴う口呼吸ですが、口腔機能トレーニングなどで改善することができます。口呼吸を改善して鼻呼吸できるようになりましょう。