口腔ケアチャンネルです。今回は「訪問先でも入れ歯を作れる!」というテーマでお話しましょう。
訪問歯科診療では、入れ歯の調整や修理を行うことができます。それだけでなく、入れ歯を新しく作ることもできるんです。
今回は入れ歯が出来上がるまでのおおまかな流れを説明しましょう。
まずは、最初の訪問では、口のなかを調べて、入れ歯を作るための環境を整えます。このときに、入れ歯を作る前にしておかなくてはならない治療が見つかることもあるんです。
次の段階で、口のなかの型を取ります。どの程度の入れ歯を作るかによって、この型どりの回数なども変わってきます。くわしく調べるために数回にわけて型どりを行うこともあります。
型どりの次は、噛み合わせを決めます。型どりで作った模型をもとに、噛み合わせの高さを決定します。
こうして仮入れ歯ができます。これを元に、ご利用者さんの口にジャストフィットするよう、細かな調整を加えていきます。
調整が完了したら、最終的な素材に置き換えて入れ歯を完成させます。もちろん、この段階でもご利用者さんの気になる部分があれば、随時調整をしていきますよ。
このようにして、訪問先でも新しい入れ歯を作ることができるんですよ。