歯ぎしりしていませんか?
- ナビゲーター:小笠
- 今回は「歯ぎしりしていませんか?」というテーマでお話します。
- アシスタント:田中
- よろしくお願いします。
- ナビゲーター:小笠
- 歯ぎしりは、本人が自覚せずに無意識にやっているものなので、なかなか改善されません。歯ぎしりは、歯に負担をかけたり歯周病の原因になったりしますが、高齢者の場合は、残っている歯が少ないため、よりダメージを受けやすいんです。意識しにくい歯ぎしりですが、いろいろな種類があるので、説明しましょう。
- アシスタント:田中
- はい。
- ナビゲーター:小笠
- 歯ぎしりは3種類に分類できます。まずは、歯を強くこすり合わせてキリキリと音がするものを「グラインディング」と言います。歯ぎしりというと、これをイメージする人が多いのではないでしょうか。
- アシスタント:田中
- この歯ぎしりは、本人が気付かなくても、周りが気付いてあげられそうですね。
- ナビゲーター:小笠
- そうですね。2つ目が歯を強く噛みしめる「クレンチング」というものです。グラインディングのように音がしないので、気付きにくいのですが、起きたあとに歯や顎が痛んだり、強ばっていたりするようならクレンチングの可能性があります。また、舌に歯形が付いているような場合も、クレンチングのサインになります。
- アシスタント:田中
- このタイプは、起きているときも無意識にやっていそうですね。
- ナビゲーター:小笠
- そうですね。無意識のうちに、歯を食いしばっていることがあるので、注意してみてください。そして、最後が歯をカチカチと噛み合わせる「タッピング」というものです。グラインディングやクレンチングに比べると、それほど多くはありませんが、カチカチと音がするので、すぐに気付きますね。
- アシスタント:田中
- はい。歯ぎしりって、いろいろな種類があるんですね。
- ナビゲーター:小笠
- そうですね。歯ぎしりの原因は、いろいろありますが、噛み合わせがあっていないときも発生します。歯ぎしりに気付いたら歯科医師に相談してみてください。
- アシスタント:田中
- よくわかりました。ありがとうございました。