セルフケア歯みがきでは卓上ミラーを活用しよう

セルフケアの歯みがきで理想的なのは、歯ブラシを持たない手にを手鏡を持ち、それで口腔内をしっかり見ながらブラッシングをすることです。

しかし、マヒや筋力が落ちている場合は、両手を使うのはハードルが高いです。

今回は、そんな場合にオススメの方法をご紹介します。

ナビゲーター：土持: 今回は「セルフケア歯みがきでは卓上ミラーを活用しよう」というテーマでお話します。
アシスタント：田中: お願いします。
ナビゲーター：土持: セルフケアの歯みがきで理想的なのは、歯ブラシを持たない手にプレップミラーを持ち、それで口腔内をしっかり見ながらブラッシングをすることです。でも、これは片マヒの人などには難しい方法です。マヒがない人でも、高齢で筋力が落ちている場合がありますから、両手を使うのはハードルが高いんです。
アシスタント：田中: そうですね。プレップミラーは確かに見やすいですが、両手がふさがってしまいますもんね。
ナビゲーター：土持: でも、卓上ミラーなら、片マヒの人でも口のなかを見ながらブラッシングができます。卓上ミラーを使うことで、自分で歯みがきをできるなら、ご利用者さんの自信にもなりますからね。横で介助して手鏡を持ってあげるよりも、ご利用者さんにはプラスになることが多いかもしれません。
アシスタント：田中: それに、卓上ミラーはいろいろな用途にも使えますしね。
ナビゲーター：土持: そうですね。部分入れ歯などを新たに作ったときなどは、つけ外しの際に鏡を見ながら行うといいですよ。慣れるまでは、実際に見ながらじゃないと、しっかりと装着したり、取り外ししたりするのが難しいんです。
アシスタント：田中: そんな場面でも活躍するんですね。
ナビゲーター：土持: そうですね。柄の部分を折り曲げることで手鏡にも卓上ミラーにもなるタイプなんかもありますから、便利そうなものを選んでみてください。私たち訪問歯科診療の医師も、こういったものを愛用しているんですよ。
アシスタント：田中: はい、よくわかりました。ありがとうございます。