合う入れ歯・合わない入れ歯
- ナビゲーター:小笠
- 今回は、「合う入れ歯・合わない入れ歯」というテーマでお話しします。
- アシスタント:田中
- よろしくお願いします。
- ナビゲーター:小笠
- 田中さんは、若いですから、まったく馴染みがないと思いますが、実は日本人の総入れ歯人口は約1000万人とも言われています。
- アシスタント:田中
- やっぱり、たくさんいらっしゃるんですね~。
- ナビゲーター:小笠
- それだけたくさんの方が使っている入れ歯ですが、なんと、その半数以上の方が、自分の入れ歯が合っていないと感じているのです。
- アシスタント:田中
- 最初は合っていたのに、途中で合わなくなるってことですか?
- ナビゲーター:小笠
- そうです。入れ歯を作ったときには合っていても、使っていくうちに口の状態や入れ歯自体の変形によって、入れ歯が合わなくなってしまうんです。
- アシスタント:田中
- そのまま使っていると、まずいんですか?
- ナビゲーター:小笠
- はい。合わない入れ歯をガマンして使い続けると、いろいろな弊害が生じます。主なものを3つ挙げてみました。
- アシスタント:田中
- お願いします。
- ナビゲーター:小笠
- 1つ目は、合わない入れ歯が痛くて、食べることが苦痛になってきます。2つ目は、食べるのが楽しくないため、食事の量が減ってしまい、エネルギー不足になってしまいます。当然、体力や免疫力も低下してしまいますね。合わない入れ歯の影響は、お口だけではないんですね。そうです。そして3つ目は、合わない入れ歯によって食べることや話すことが少なくなって、口を使わないでいると、口の機能が低下してしまうんです。
- アシスタント:田中
- 合わない入れ歯なら、いっそのこと外してしまう、というのはダメですか?
- ナビゲーター:小笠
- 合わない入れ歯が嫌で外しっぱなしにしている人も結構いるんです。でも、そうしていると口の周りにシワがよって、いわゆる梅干し顔になってしまいますよ。話すときもモゴモゴしてしまって、会話も面倒になります。
- アシスタント:田中
- そうなると、やっぱり合う入れ歯に調整してもらう、というのが一番ですね。
- ナビゲーター:小笠
- そうですね。このチェック項目に1つでも当てはまることがあるようなら、歯科医に相談してみてください。もちろん訪問診療でも、入れ歯の調整はできます。
- アシスタント:田中
- しっかりと合った入れ歯を使うことで、さっき説明してくださった問題点が解決するんですね?
- ナビゲーター:小笠
- そうです。さらに、痛みを感じることもなくなりますから、表情も若返り、毎日が楽しくなりますよ。
- アシスタント:田中
- はい。入れ歯が合うか合わないかって、本当に重要なんですね。
- ナビゲーター:小笠
- ですから、不具合がないとしても、1年に1回は入れ歯の定期検診をして、常にチェックしておくことをお勧めします。
- アシスタント:田中
- よくわかりました。ありがとうございました。