高齢者のうつ病では典型的なうつ症状を示す人は少なく、意欲や集中力の低下、認知機能の低下が目立つことが多いようです。 規則正しい生活を送ることで、うつから回復していくこともあるので、口腔ケアの習慣がその助けになると理想的です。 詳しくは、こちらより 土持つちもち賢一けんいち 歯科医師 口腔ケアチャンネルです。今回は「うつ状態の人の口腔ケアのコツ」というテーマでお話しましょう。 高齢の方の場合、認知症と見分けるのが難しいのがうつ病です。 高齢者のうつ病では典型的なうつ症状を示す人は少なく、意欲や集中力の低下、認知機能の低下が目立つことが多いようです。 うつ状態の人でも、ほかに障害や病気がなければ、自分で口腔ケアをできますが、無気力になってしまった場合は、それも難しくなってしまいます。 ただし、うつ状態の人は、規則正しい生活を送ることで、うつから回復していくこともあるので、口腔ケアの習慣がその助けになると理想的です。 また、うつ状態の原因が口臭だった、というケースも中にはあるんです。口臭によって、人と接するときに顔を背けられたりすることで、孤独感や疎外感を感じたことがきっかけでうつ状態になってしまう、というケースです。 口腔ケアで口腔内の衛生状態がよくなれば、そのような思いをすることも少なくなるはずです。 このように、うつ状態の人にとって、口腔ケアは大きな意味があるんですね。 それでは、また。 前の動画 ケア前の声かけ、正しくできていますか? 次の動画 うがいを拒否する人にはぬるま湯を活用してみる