オーラルフレイルとは、口の機能の衰えが全身の老化につながる、という考え方です。

では、そのオーラルフレイルが進行すると、どのような状態になるのでしょうか?

土持つちもち賢一けんいち
歯科医師
口腔ケアチャンネル、今回は口腔ケアクイズです!問題はこのあと!

口腔ケアクイズ、問題です。オーラルフレイルが進行すると低栄養になる。マルかバツか?

オーラルフレイルとは、口の機能の衰えが全身の老化につながる、という考え方です。では、そのオーラルフレイルが進行すると、どのような状態になるのでしょうか?

じゃあ、解説しましょう。

答えはマル!です。

オーラルフレイルが進行すると、低栄養になってしまうんです。

オーラルフレイルは、次のようなサイクルのなかに位置づけられています。

最初がプレフレイル期です。口腔ケアへの関心が低下して、歯周病やむし歯に悩まされるようになります。

次の段階がオーラルフレイル期です。口腔機能の低下によって、食欲が低下したり日常の活動範囲が狭くなったりします。

オーラルフレイルが進行するとサルコ・ロコモ期になります。口の筋力の低下などによって食べる量が少なくなり、低栄養になってしまいます。

さらに進行するとフレイル期になって、咀嚼や嚥下に障害が生じて要介護の状態になってしまうのです。

皆さんは正解しましたか?