認知症ではないご利用者さんが、「歯みがきをしたかどうか思い出せない」などと訴えているようなときは、軽度認知障害を疑ってみましょう。 軽度認知障害は、認知症に移行する確率も高く早めの対応が望ましいです。 詳しくは、こちらをご覧ください。 歯科医師:土持 口腔ケアチャンネルです。今回は「歯みがきしたかな?「軽度認知障害」とは?」というテーマでお話しましょう。 認知症ではないご利用者さんが、「歯みがきをしたかどうか思い出せない」などと訴えているようなときは、軽度認知障害を疑ってみましょう。 認知症とまでは診断されないものの、物忘れが目立つなどの記憶障害が認められるものを、軽度認知障害、MCIというのです。認知症に移行する確率も高く、早めの対応が望ましいんです。 MCIは歯みがきや食事をしたことを忘れてしまう健忘型MCI。口腔ケアのスタッフのことや日時がわからなくなる非健忘型MCIに分類されます。 健忘型MCIはアルツハイマー型認知症に、非健忘型MCIは前頭側頭型認知症やレビー小体型認知症に移行する可能性が高いとされています。 気になる症状が見られたら専門医に相談してみてください。 また、口腔ケアや入れ歯の調整などで認知機能が改善することもあります。歯科医師にも相談してみてくださいね。 前の動画 氷パックで唾液の分泌を少なくできる? 次の動画 口腔ケア初回訪問時の流れ