片マヒと口腔ケア
- ナビゲーター:小笠
- 今回は「片マヒと口腔ケア」というテーマでお話します。
- アシスタント:田中
- よろしくお願いします。
- ナビゲーター:小笠
- 脳卒中や脳梗塞、くも膜下出血などの病気の後遺症として、よく見られるのが片マヒです。片マヒのある人は、嚥下障害やろれつが回らなかったり、言葉が出にくかったりすることもあります。
- アシスタント:田中
- コミュニケーションも難しいですよね。
- ナビゲーター:小笠
- 言葉を発しにくい人は、スムーズなコミュニケーションが難しくなりますが、決して相手のことを理解できないわけではありません。しっかりと説明して、相手の反応を急かさずに待つことが大切ですよ。
- アシスタント:田中
- コミュニケーションが難しいといっても、認知症の方とは、対応がちょっと違うんですね。
- ナビゲーター:小笠
- そうですね。片マヒの人は、会話だけでなく、日常の動作も困難なことが多いので、何事も急かさずにゆっくりと相手をしましょう。動くのをおっくうがって、寝たきりになってしまうと廃用症候群になって、できないことがどんどん増えてしまいます。
- アシスタント:田中
- 廃用症候群って、寝たきりの時期が長くなると、体のいろいろな機能が低下したり、失われたりすることですよね?
- ナビゲーター:小笠
- そうです。廃用症候群を予防する意味でも、日常生活にメリハリをつける意味でも、定期的に行う口腔ケアは、とても効果があるんです。もちろん、片マヒの人のリハビリとしても、とても役立つと思いますよ。
- アシスタント:田中
- わかりました。ありがとうございます。