カプサイシンで嚥下反射誘発

皆さんは辛いものを食べて、思わずむせたり、咳き込んだりしてしまったことありませんか？

こうした反応を引き起こしているのが、唐辛子などの辛味の成分であるカプサイシンなんです。

カプサイシンの刺激によって、脳からサブスタンスPという物質が誘発され、そのためにむせたり、咳き込んだりするわけです。

サブスタンスPというのは、それだけではなく嚥下反射をうながす物質でもあるんです。

サブスタンスPの分泌量は加齢や脳血管障害、パーキンソン病などの影響で低下していきます。

ですから、「最近、飲み込みがスムーズにできなくなってきたな」と感じたら、料理のアクセントに唐辛子を活用してみるのもいいですよ。

ただし、取りすぎには注意してくださいね。