あごの位置が安定していれば噛み合わせには問題がない？

口腔ケアクイズ、問題です。あごの位置が安定していれば噛み合わせには問題がない。マルかバツか？

正しい噛み合わせと言われると、多くの人は、上下の歯を噛み合わせたときに、顎の位置が安定している状態をイメージするのではないでしょうか。でも、顎の位置と噛み合わせってイコールなのでしょうか？

じゃあ、解説しましょう。

答えはバツ！です。

顎の位置が安定していることと、噛み合わせが安定していることはイコールではないのです。

安定した顎の位置を中心位と言います。これは歯を噛み合わせずに、口の筋肉をリラックスさせた状態での顎の位置のことです。

一方、上下の歯が噛み合う位置のことを中心咬合位と言います。こちらは、上下の歯がしっかりと噛み合う状態の位置のことです。

だから、正しい噛み合わせとは、中心位と中心咬合位がイコールになっている状態です。ところが抜歯した歯を放置しておいたり、むし歯や歯周病の進行によって噛み合わせのバランスが崩れているときには、この２つがイコールにならないんです。

このような状態を噛み合わせがずれている状態というんですね。

皆さんは正解しましたか？