食べ物を実際に食べてもらうことで嚥下障害の有無を評価するのがフードテストです。 嚥下障害の可能性が非常に高い人に行うのはリスクが高いので、専門家に同席してもらい、テストの可否を判断してもらいましょう。 フードテストの方法と評価方法は、こちらより 歯科医師:土持 口腔ケアチャンネルです。今回は「フードテストのやり方」というテーマでお話しましょう。 食べ物を実際に食べてもらうことで嚥下障害の有無を評価するのがフードテストです。 嚥下障害の可能性が非常に高い人に行うのはリスクが高いので、歯科医師に同席してもらい、テストの可否を判断してもらいましょう。 ティースプーン1杯のプリンなどを嚥下してもらい、その様子を観察します。嚥下ができない場合は1点で終了です。 嚥下が可能な場合は、追加で反復嚥下を2回行ってもらい、この表に照らして評価します。 表<評価>●1点:嚥下ができない。むせまたは呼吸変化を伴う●2点:嚥下ができない。呼吸変化を伴う●3点:嚥下できる。呼吸変化はないが、むせあるいは湿性嗄声や口腔内残留を伴う●4点:嚥下できる。呼吸変化なし、湿性嗄声なし、口腔内残留ほぼなし●5点:4点に加え、追加嚥下運動(空嚥下)が30秒以内に2回以上可能 評価が4点以上の場合は、テストを最初から最大で3回まで繰り返して行い、もっとも悪かった点数を記録します。 3点以下の人は嚥下障害の疑いあり、という判定になります。 前の動画 スクリーニングテストは口腔ケアのあとに 次の動画 吸いながら食べるのはNG