食事介助でもっとも注意が必要なのは、誤嚥をさせてしまわないように、ということですよね。 でも、むせることなく食事ができたからといって、安心してはいけません。 食後にたびたび発熱することのある人などは、もしかしたら・・・ 歯科医師:土持 口腔ケアチャンネルです。今回は「食事介助は「クリアランス」に注意!」というテーマでお話しましょう。 食事介助でもっとも注意が必要なのは、誤嚥をさせてしまわないように、ということですよね。 そのために、ご利用者さんがむせたりすると、ついつい慌ててしまうこともあると思います。 でも、むせることなく食事ができたからといって、安心してはいけません。食後にたびたび発熱することのある人などは、もしかしたら咽頭部に残っていたものを誤嚥してしまっているのかもしれないんです。 きれいに嚥下しきれずに、咽頭部に残ってしまった食べ物を咽頭残留物といいます。 咽頭残留物を食後に誤嚥してしまったりすると、最悪のケースでは誤嚥性肺炎を引き起こしてしまうこともあるのです。 食事介助では口のなかや咽頭部に残っている食べ物をクリアにする「クリアランス」を行うことで、食後の誤嚥、さらには誤嚥性肺炎を予防することができるんです。 前の動画 フロスが歯から外れない!? 次の動画 食事後の小さなセキで誤嚥予防!