口腔ケアチャンネル、ワンポイントレッスンです。
今回は「顎二腹筋のセルフマッサージ」というテーマでお話しします。
顎二腹筋とは顎のところにある筋肉で、舌骨と密接な関係にある筋肉です。舌の動きや下顎の動きをコントロールする筋肉なんです。
顎二腹筋のマッサージは、摂食・嚥下障害の人に対して介助者が行うことが多いのですが、むせが気になってきた人が自分で行うのも効果的ですよ。
では、顎二腹筋のセリフマッサージの方法を説明しましょう。使うのは両手の親指だけです。
両手の親指を立てて、顎の付け根から舌の真下に向かって、少しずつ移動させながら刺激します。ここまでの部分を顎二腹筋の後筋といいます。
そして、その場所から下顎の骨に向かって、少しずつ移動させながら刺激します。ここまでの部分を顎二腹筋の前筋といいます。
このマッサージを食事の前や口腔ケアのあとに行うと、食事中のむせが少なくなりますよ。