口腔ケアチャンネル、ワンポイントレッスンです。
今回は「舌の位置を整えるホッピング運動」というテーマでお話しします。
舌はスポットと呼ばれる位置に納まっているのが正しい形ですが、その位置からズレて歯の裏側を押しているような状態になっている人がいます。
舌で歯の裏側を押すような状態が続くと、歯と歯の間が広がり、歯並びにも悪影響が出てきます。それによって、発声にも問題が生じます。舌の位置がズレている人は、ホッピング運動で正しい位置に戻しましょう。
まずは口を大きく開けます。そして、舌全体を上あごに吸い付けます。このときに舌の先がスポットに当たっていることを確認します。
スポットとは、上の前歯の根元にある丸い膨らみのことです。この位置に舌の先が当たっているのが正しい舌の形です。
さて、上あごに舌全体をくっつけたら、勢いよく舌を下ろします。このときに「ポン」という、ちょっと品のない音をさせることがポイントです。
しっかりと舌が上あごにくっついていないときは、「タン」という軽い音になってしまいます。しっかりと舌をくっつけて「ポン」という音が出るように下ろしましょう。
これを急ぎ過ぎずに10回程度を目標に行いましょう。徐々に舌が正しい位置に戻っていきますよ。