口腔ケアチャンネルです。今回は「入れ歯を使わないと認知症になる?」というテーマでお話しましょう。
入れ歯が合わないからといって、入れ歯を外して生活している人もいるかもしれません。でも、このような生活を続けていると、いろいろな問題が発生するんです。
口のなかに生じる問題の代表が、この2つです。入れ歯を外すことで噛み合う歯がなくなると、その歯が飛び出るようになります。
さらに、入れ歯を外すことでできたスペースに、隣の歯が倒れてきます。
問題は口だけではありません。噛み合わせがなくなることで、顎関節症や肩こり、頭痛が起こるようになります。
入れ歯がなければ、当然、噛む力を弱くなりますから、消化器に負担がかかり、胃腸にも障害が起こります。
そして、噛まなくなることで脳への刺激も不足します。これによって、認知症の発症率が上昇するんです。
調査によると、20本以上歯が残っている人よりも、歯がほとんどなくて、入れ歯を使っていない人は、認知症になるリスクが約2倍になるとされているんです。
合わない入れ歯は、外しておくのではなく、医師に相談して調整してもらいましょう。