今回は「嚥下障害の人のためのゴムチューブ運動」というテーマでお話しします。
高齢になると、スムーズに嚥下できなくなる人が多くなってきます。
原因はさまざまですが、意外に多いのが肩甲骨の動きが狭くなって、呼吸が浅くなることによる嚥下障害です。
だから、肩甲骨の動きを改善すると、呼吸がしっかりできるようになって、嚥下障害も改善するんです。
そこで、嚥下がスムーズにできなくなったなと思ったら、このゴムチューブを使って運動してみてください。とても簡単ですよ。
今回は、自分でゴムチューブ運動ができる人のやり方を説明します。このようにゴムチューブを胸の前で構えて、両腕で左右に引っ張ってみてください。ゆっくりでいいですよ。
介助者も一緒に目の前で、お手本としてやってあげましょう。一人でやるよりも、同じことを一緒にやってみると、結構できることが多いんです。
両腕を広げることができたら、そのまま3秒間とめてみましょう。1、2、3。これを数回行います。
回数は無理のない範囲で構いません。2、3回でも十分効果がありますよ。