口腔ケアでは、コップを使い分けよう
- アシスタント:田中
- 先生、口腔ケア用具のなかでも、コップって絶対に必要なものですけど、結構かさばりますよね。
- ナビゲーター:土持
- そうですね。でも、こんなものを活用すると便利ですよ。今回は「口腔ケアでは、コップを使い分けよう」というテーマでお話しましょう。
- ナビゲーター:土持
- 口腔ケアでは、水をたくさん使います。ケアする用具をしめらせるため、ケアした汚れを洗い流すため、洗った用具をすすぐためと、水が活躍する場面がたくさんあります。でも、これを全部別々の水で行うのが難しいことも多いと思います。
- アシスタント:田中
- そうですね。水の用途ごとに、たくさんのコップを並べなくてはなりませんからね。でも、ご利用者さんのご家族にとっては、きれいな水でお口のケアをしてほしい、と思いますよね…。
- ナビゲーター:土持
- そうですね。実際に、私も訪問先のご家族から、このようなことを言われた経験があるんです。それからは、このような折りたためるシリコン制のコップを3つ、持ち歩くようになりました。これならかさばりませんから、施設でのご利用者さんのケアのときなども便利ですよ。100円ショップで簡単に手に入ります。
- アシスタント:田中
- いろんな色があるので、用途別に色分けしてもいいですね。
- ナビゲーター:土持
- そうですね。1つは、用具を湿らせる水を入れる。2つ目には、汚れを洗う水を入れる。ここに洗口剤などを入れてもいいですね。3つ目には、洗った用具をすすぐ水を入れる。そして、洗い終わった用具をもう一度、1つ目のコップの水で湿らせてケアを再開します。こうすれば、ご利用者さんも気持ちよくケアを受けてくれると思います。
- アシスタント:田中
- ケアのときに、カラフルなコップが並んでいると、楽しい気持ちにもなるので、いいですね。
- ナビゲーター:土持
- そうですね。落としても割れたりすることがありませんから、安心ですよ。
- アシスタント:田中
- よくわかりました。ありがとうございました。