嚥下障害の分類別、トロミのつけ方の目安
- ナビゲーター:小笠
- 今回は「嚥下障害の分類別、トロミのつけ方の目安」というテーマでお話します。
- アシスタント:田中
- よろしくお願いします。
- ナビゲーター:小笠
- 摂食・嚥下機能に障害のある人にとって、飲み込むのが難しいものの代表が、サラサラした水です。食事のときも、お茶やお味噌汁のようなサラサラしたものは誤嚥しやすいので、トロミ剤を使ってとろみをつけるというのが有効な予防法の1つです。でも、どんなときに誤嚥しやすいかによって、トロミのつけ方が変わってくるんです。
- アシスタント:田中
- はい。
- ナビゲーター:小笠
- 食べ物を飲み込もうとするときに、上手に気道を塞ぐことができずに、嚥下中に誤嚥を起こす人には、軽くトロミをつけてあげましょう。フレンチドレッシングとかポタージュのようなトロミが目安です。
- アシスタント:田中
- はい。
- ナビゲーター:小笠
- そして、食べ物を飲み込んだあとに、のどに残留物が残っていて、それが気道に入ってしまうという、嚥下後に誤嚥を起こす人には、前の2つの中間のトロミをつけます。とんかつソースのようなトロミが目安ですよ。
- アシスタント:田中
- 誤嚥するタイミングによって、トロミの程度を細かく調整してあげるんですね?
- ナビゲーター:小笠
- そうです。
- アシスタント:田中
- よくわかりました。ありがとうございました。