ガムラビングで器具を使わずに歯ぐきをストレッチ！
- ナビゲーター：小笠
- 今回は「ガムラビングで器具を使わずに歯ぐきをストレッチ！」というテーマでお話します。
- アシスタント：田中
- お願いします。
- ナビゲーター：小笠
- 口腔ケアのときに口を開いてくれない原因は、顎の関節などに問題がない限り、多くは精神的要因によるものです。会話をすることが少なくなったり、食事の量が減ったりして口を動かす機会が少なくなると、口の周りの筋肉が過敏になったり、感覚に異常が出たりするのです。
- アシスタント：田中
- こんなときは、ストレッチなどで症状を和らげるんですね？
- ナビゲーター：小笠
- そうです。ガムラビングは、器具を使わずに行うストレッチですから、ご利用者さんを警戒させることもありません。口のなかを触れられることに慣れてもらうのにも、ピッタリな方法です。
- アシスタント：田中
- どのようにするんですか？
- ナビゲーター：小笠
- 人差し指を、ご利用者さんの唇と歯ぐきの間にすべりこませます。人差し指の腹の部分を奥歯の歯ぐきに当てて、ゆっくりと優しく押しながら前歯に向かって動かします。これを下の歯の歯ぐきにも行います。さらに、逆側の上下の歯ぐきにも行いましょう。
- アシスタント：田中
- 閉じていた口の緊張がとけるように感じます。
- ナビゲーター：小笠
- そうですね。さらに、唾液の分泌や嚥下反射をうながしたりもするので、低下していた口の機能全般に効果がありますよ。ただし、ガムラビングのときは、スポンジブラシでの清掃と同じように、唇の真ん中にある「小帯」を避けて行ってくださいね。
- アシスタント：田中
- はい、ありがとうございました。
