うなずき嚥下の方法
- ナビゲーター：小笠
- 今回は「うなずき嚥下の方法」というテーマでお話しします。
- アシスタント：田中
- お願いします。
- ナビゲーター：小笠
- 嚥下障害の原因はいくつかありますが、その１つがのどの筋肉の低下です。のどの筋肉が低下すると、飲み込んだ食べ物をしっかりと嚥下することができず、のどに残ってしまうんです。そんなときに効果的なのが、今回説明するうなずき嚥下です。
- アシスタント：田中
- どのようにするんですか？
- ナビゲーター：小笠
- とっても簡単です。飲み込む瞬間に頭を少し上げて、すぐに、下ろしながら「ごっくん」と飲み込むんです。うなずくような動きをしながら、嚥下するからうなずき嚥下なんですよ。
- アシスタント：田中
- うなずくようにして飲み込むことで、スムーズに嚥下できるんですね？
- ナビゲーター：小笠
- そうですね。うなずく動作をすることで、食べ物をのどから食道に送り出すことができるんです。また、食事の最後にも行うと効果的ですよ。
- アシスタント：田中
- 食事を食べ終わってから、最後にうなずき嚥下をするんですか？
- ナビゲーター：小笠
- そうです。のどの途中に食べ物が残っていたりする場合、最後にうなずき嚥下をすることで、誤嚥の予防ができるんです。このときは、食事の最中のうなずき嚥下よりも、もっと後ろに大きく頭を倒してから、嚥下してください。こうすることで、のどの途中で止まっている食べ物が押し出されて、スムーズに食道に流れていくようになるんです。
- アシスタント：田中
- とっても簡単なので、すぐにできそうですね。わかりました。ありがとうございました。
