失語症や構音障害の人の会話は筆談で？

はい。答えはバツ！です。

失語症の人には筆談でコミュニケーションを取ろうとすると、かえって困らせてしまいます。構音障害の人とは、筆談でコミュニケーションをとるのが効果的ですね。

脳の病気などによって、大脳の言語中枢に障害を来した結果、言語に障害が生じるのが失語症です。

脳のどの部分にダメージを受けたかによって、会話の理解はできるけど話すことがぎこちなくなる、話すことは流ちょうにできるが、会話をなかなか理解できない、そして、どちらもできないというタイプにわかれます。

発声するときの動きを司る神経が損傷したり、それぞれの器官の筋力低下やマヒによって、スムーズに連携が取れなくなると、発声がうまくできなくなります。これが構音障害のしくみです。

会話を理解するのが難しいことがある失語症とは違い、構音障害の人は、会話の理解には問題ないんです。