頸部突出法でスムーズに嚥下する

脳梗塞などの後遺症で喉頭部分の動きに障害のある人にとっては、食べ物をのどから食道に送り込むのが難しい場合があります。

今回は、そんな人の食事のときに試してもらいたい頸部突出法という嚥下方法をご紹介します。

ナビゲーター：土持: 今回は「頸部突出法でスムーズに嚥下する」というテーマでお話しします。
アシスタント：田中: お願いします。
ナビゲーター：土持: 脳梗塞などの後遺症で喉頭部分の動きに障害のある人にとっては、食べ物をのどから食道に送り込むのが難しい場合があります。そんな人の食事のときに試してもらいたいのが、頸部突出法という嚥下方法です。
アシスタント：田中: どのようにやるんですか？
ナビゲーター：土持: 簡単です。食べ物を咀嚼して、飲み込むタイミングで、顎を前に突き出すんです。鶏になったつもりでやると、うまくできると思いますよ。
アシスタント：田中: こうすると、喉頭部分の動きに障害のある人でも、食べ物を飲み込みやすくなるんですね？
ナビゲーター：土持: そうですね。顎を前に突き出すことで、食道の入り口が広くなるので、食べ物を飲み込めるようになるんです。
アシスタント：田中: はい。
ナビゲーター：土持: 嚥下のときは、顎をしっかりと前に出してください。間違って上を向いて首を伸ばしてしまうと、誤嚥してしまいますから、注意してくださいね。
アシスタント：田中: よくわかりました。ありがとうございました。