前歯と奥歯では歯磨きの方法が違ってきます。効率的な歯磨きの方法についてご紹介します。ナビゲーター:小笠今回は、「歯磨きのポイント!」というテーマでお話しします。模型などを使って、ブラッシングのやり方を説明したいと思います。アシスタント:田中よろしくお願いします。ナビゲーター:小笠まずは歯ブラシの持ち方です。このように、歯ブラシをペンのように持つと、小回りがきき、余計な力も入りません。これはペングリップといって、理想的な持ち方です。アシスタント:田中私はずっと、手のひら全体で持っていました。ナビゲーター:小笠それは、握り持ちといって、歯みがきのときに力が入り過ぎてしまうので、あまりお勧めできません。ただし、この持ち方で慣れている高齢者、特に握力が弱くなっているような方は、握り持ちでも結構ですよ。アシスタント:田中はい。私は、今後はペングリップにしようと思います。ナビゲーター:小笠では、ブラッシングをスタートしましょう。よくありがちな間違いが、歯と歯肉にブラシを直角に当てて、横に大きくゴシゴシと動かす磨き方です。握り持ちだと、こうなりやすいんですが、これでは歯がすり減るだけで、汚れはまったく取れません。アシスタント:田中直角に当てて横にゴシゴシ動かすのでは、ダメなんですね。ナビゲーター:小笠そうです。歯ブラシは、歯と歯肉の間に45度の角度で当てるのが基本です。そして2、3ミリの幅で小刻みに動かします。力を入れずに、軽く動かすのがコツですよ。アシスタント:田中わかりました。ナビゲーター:小笠前歯の裏側は、このように歯ブラシを縦に動かして、1本ずつ磨きます。奥歯の溝をブラッシングするときは、毛先を溝にしっかりと当てて磨きましょう。奥から手前に、ホウキで掃き出すようなイメージです。アシスタント:田中どの歯のどんな部分をブラッシングしているか、常に意識しながら歯みがきをする、というのが大切なんですね。ナビゲーター:小笠そうですね。また、このように、持ちやすくて、ブラッシングもしやすい歯ブラシがあります。毛先の本数が多いため、粘膜を傷つけることなく、スムーズにブラッシングができますから、高齢者はこういった歯ブラシを活用するといいですよ。アシスタント:田中よくわかりました。ありがとうございました。 前の動画歯ブラシは、いつ交換するの? 次の動画歯間ブラシのサイズは合っていますか?