口腔ケアチャンネルです。今回は「実は恐い咬耗」というテーマでお話しましょう。
食事で咀嚼することなどで、歯は少しずつすり減っていきます。このすり減りが大きく、歯のエナメル質の下にある象牙質が露出してしまうような状態を咬耗といいます。
咬耗になると、知覚過敏のように冷たいものがしみるようになったり、ものを咬むときに痛みを感じたりするようになります。
非常に強く噛むくせのある人や、歯ぎしりをする人は咬耗に悩まされる可能性が高くなります。
咬耗は1本、2本という少数の歯に見られるというよりも、口のなか全体、もしくは口の片側全体の歯に見られることが多いです。
自覚症状のある人は、歯科医院で診察してもらいましょう。歯科医師ならその部分を視診するだけで咬耗の判断ができます。
例えば、睡眠中の歯ぎしりが咬耗の原因である場合は、ナイトガードと呼ばれるマウスピースをつけることで咬耗を防止できます。
気になる方は歯科医師に相談してみてくださいね。