口腔ケアチャンネルです。今回は「1日に必要な水分量って?」というテーマでお話しましょう。
嚥下に障害を持つ方も多い高齢者の場合、水分補給は難題の1つだと思います。
でも、むやみやたらと水分を取らせればよい、というわけでもありません。1日に必要な水分量を意識して水分補給を行いましょう。
1日に体から出て行く水分量は約2.6リットルほどです。これらは尿や汗などで体外に排出されているのです。
そのために水分補給も約2.6リットルほど必要なのですが、これだけの水分を飲む必要がある、ということではありません。
飲料水としては1リットルから1.5リットルが目安です。残りは食べ物や、さまざまな栄養素が体内で分解されるときに生じる代謝水という形で体内に取り込まれていくんです。
※食べ物から約800ミリリットル、代謝水約300ミリリットル
水分補給は、誤嚥に気をつけながらこまめに何度も取るようにしてくださいね。