食事介助のときに起こる反射といえば嚥下反射が有名ですよね。 でも、認知症の人などの場合、嚥下以外の反射が起こることがあります。 それは原始反射というものです。 じつは、原始反射を勘違いして・・・ 歯科医師:土持 口腔ケアチャンネルです。今回は「原始反射ってなに?」というテーマでお話しましょう。 食事介助のときに起こる反射といえば嚥下反射が有名ですよね。 でも、認知症の人などの場合、嚥下以外の反射が起こることがあります。それは原始反射というものです。 新生児によく見られる原始的な反射で、大脳の発達によって見られなくなります。ところが、認知症などが進行した人では再びこうした反射が見られるようになるんです。 原始反射の代表的なものが口に刺激を与えるとパクパクと口を動かす咬反射。口に入れたスプーンを噛んでしまったりすることもあります。 そして、口に指を入れるとチュウチュウと指を吸う吸啜(きゅうてつ)反射です。 こうした反射を食欲旺盛なサインと受け取ってしまうと、食べさせ過ぎてしまうことがありますから、注意してくださいね。 前の動画 歯の痛みには原因不明のものがある? 次の動画 吸テツ反射のある人にはほほマッサージで脱感作